インド医学では、3つのドーシャ(生理機能)のバランスが保たれることで、健康体になるものとされています。これらのバランスを維持するには、アーマと呼ばれる未消化の物質を排除する必要があります。アーマには、身体の免疫力を蝕む毒素を振りまくため、早急な体外への排出が望まれることになります。

 

 

こうした悩みに対し、インドの医学ではパンチャカルマと呼ばれる、体内の浄化を図る治療法が確立されています。心身浄化法と称されるこの治療法には、アーマの排出に徹した複数の過程で行われることになります。過程には、ヴァアナ(吐血療法)からヴィレチャナ(下剤療法)を経てバスティ(浣腸療法)に至るものと、ナッシア(鼻オイル療法)とラクタモクシャン(採血療法)を合わせたものになります。ちなみに、パンチャには5つの意味があることから、パンチャカルマには5つの過程でカルマ(治療)を施すものとされています。

 

 

日本でも、欧米化の食事が浸透されることで、アーマにさらされる環境下に暮らしています。そのため、外界からのストレスなども相まって、身体の酷使を迫られる状態に置かれています。パンチャカルマは、食物の消化を促進するとともに、体内のデトックスを施すものとして見直されています。